読書を始めたのは中学生の頃に読んだ東野圭吾『ガリレオシリーズ』がきっかけです。厳密にいえば、福山雅治と柴咲コウ、吉高由里子が主演を務めていたテレビドラマにハマり、続きは小説で読めることを知ったのがきっかけだったと思います。作中で湯川学が「全ての現象には必ず理由がある」と言っていたように、犯人特定のためにちりばめられた伏線が最後には華麗に回収されるのに胸をときめかされました。
そのあとに同じくテレビでドラマが放送されていた、空港のグランドスタッフに焦点を当てた新野剛志『あぽやん』や、地上からパイロットに指示を出す管制官を描いたノベライズ版『TOKYOコントロール』、『TOKYOエアポート』を読み、将来の夢を航空関係の職業に定めたのち、なぜかハマッたのが松智洋『パパのいうことを聞きなさい!』というライトノベルでした。なぜ急にラノベを読み始めたのかは今となっては思い出すことはできませんが、それからラノベばかりを読んでいた時期に入ります。
ラノベはセリフが多く地の文が少ないためページに空白が多く、かなり短時間で1冊を読み終えることができます。鎌池和馬『とある魔術の禁書目録』、竹宮ゆゆこ『とらドラ!』を始めとして本当に沢山のラノベを読みました。これに関してはいつか皆様にお話しできればと思います。
今となっては、衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ』しかラノベは読んでいません。そんなラノベ離れを引き起こした発端の作品は米澤穂信『古典部シリーズ』だったと思います。ラノベと一般文芸の中間をとったようなこの作品は、私自身にミステリの面白さを再認識させてくれました。
それから現在までミステリ小説を主体として、沢山の小説を読んできました。
以下に特に好きな作品を挙げます。
①森博嗣『S&Mシリーズ』
主人公で助教授の犀川創平とその学生である西之園萌絵が難事件を解決する作品群で、シリーズ単体では全10巻構成となっています。よく「理系ミステリ」と呼ばれることが多いため、他のミステリ作品と比べて読むためのハードルが高いように感じてしまう人も多いそうですが、実際はしっかりと意外な犯人や驚きの結末を用意してくれているので、理系的な知識がない人でも楽しめます。
『S&Mシリーズ』はその次の『Vシリーズ』全10巻、『四季シリーズ』全4巻でいったんの結末を迎えますが、さらに『Gシリーズ』や『百年シリーズ』、『Xシリーズ』など様々なシリーズが刊行されており、共通する人物が沢山でてきます。しかし話が進むにつれてミステリ要素が薄くなっていくため、個人的には『S&Mシリーズ』を読んで、面白ければ『四季シリーズ』まで読み進めることをおススメします。
②田中芳樹『銀河英雄伝説』
アニメも放送しているためご存じの方も多いかもしれませんが、原作は1982年から刊行されており意外と過去の作品だったりします。
民主主義国家「自由惑星同盟」のヤンウェンリーと、専制主義国家「銀河帝国」のラインハルト・フォン・ローエングラムの闘いを描いた本伝10巻と外伝5巻からなる小説です。スペースオペラというとヒト型ロボットが沢山出てくるような作品をイメージする人が多いかと思いますが、本作は艦隊バトルを主軸に据えています。そのため派手さはありませんが、戦略と戦術が錯綜する頭を使ったバトルが見どころです。似たような作品として『幼女戦記』もおススメです。小説はアニメよりも深く軍事的な要素が多い作品となっています。
③宮部みゆき『ソロモンの偽証』
「中学生が同級生の自殺を巡って、学校で裁判を開廷する」。これ以上簡潔で魅力的で興味をそそられる小説にであったことはありません。全6巻と少し長めの作品ですが、中学生が証人を法廷(体育館)に呼んで証言を求めたりするのに大興奮しました。作者自身が裁判小説である大岡昇平の『事件』に影響を受け、法律事務所で働いていた経験が多分に生かされています。正直、一人あきらかに怪しい登場人物がいるため、察しの良い人は犯人当てミステリとしての面白さは少ないかもしれませんが、経過や展開は間違いなく一級品の作品です。
これ以外にも、面白い本を沢山読んできましたし、これからも読んでいきます。このブログでは様々な本の紹介をいたしますので、是非ご覧いただけますと幸いです。